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8月16日 |
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「じいちゃん、ばあちゃん、行ってくっからね。」
寂しいのはやはり年寄り。
帰ってくるのを取っても楽しみにしており、そしてまた寂しい思いをさせてしまう。
分かってはいるのだけれど、「今度は、いつかえるのかな?」
じいちゃんも、ばあちゃんもとっくの昔に追い越してしまいましたが、今度は孫が孝行する番だね。
元気でいるのが一番の孝行。しっかり頑張ってきなさい。
しばし、兄とともに過ごした我が家のゆりえ。
私が「コンビニ行こう。」と夜誘いでもしたものなら、無視されるか、「やだ〜〜〜」といわれるか。。。。
兄が「ゆりえ、いくぞ!!」と言うと、いそいそとついていくのでした。
やっぱり兄弟がいるって、いいんだね。
とにかく、しっかり学んで来てください。
お兄ちゃんは行ってしまうけれど、今度はおねえちゃんが帰ってくるからね。 |
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8月12日 俊一郎、いまどき「三種の神器」 |
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およそ10時間かけて、宇都宮から新幹線を乗り継ぎ、俊一郎が帰ってきました。
「飛行機より歩く距離は短かったよ。案外楽かも。。」
といいつつ、かばんを提げて、かえって来ました。
成人式で帰ったときよりも、むさくるしい風体になっておりましたが、きっと肩まで届くくるくるパーマの髪もやってみたかったのでしょう。ま、何でもやっておくんなまし。。。
「家に帰ってくるまで、ほんとにハードな毎日だったんだ。なんかやっとゆっくりしてる気がする。」
ひとりでの生活も板につき、住めば都は宇都宮の地になっているよう。
寂しい気もしますが、やはり「かわいい子には旅をさせろ。」ですね。
親の勝手ばかり言っていてはいけない。日々成長し続けているのだから・・・。
故郷は遠くにあって思うもの・・・。(こうだったかな??)
きっとこんな感じで我が家の子供たちは、巣立っていくのでしょうね。
そして後には年老いた両親が残される・・・・。。。なんかうら寒くなってきた。
私達は私達の道を歩いていかなければ。 |
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8月6日 |
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本日「広島」の日でした。
朝早くから広島の映像がTVで放送されていて、「また暑い夏が来た。」と考えさせられました。
去年の11月。マリエと一緒に大学の受験に出かけたのが広島でした。
「広島会場」での受験。
「受験は遊びじゃないんだから、土産なんぞ買ってくるなよ。」と担任に送り出され、
せっかく広島に来たのだから、「原爆ドームだけはおまいりして帰ろう」と、二人で原爆ドームに行きました。
電車に乗って、「どこか鹿児島にも似ているね。」などと語り合いながら、近づくドームの凄まじさについ言葉を失ってしまった。
おりしも、あの頃、原爆に関するTVドラマが放送されており、それが頭の隅にありましたし、
毎年毎年8月6日は、朝早くからTVが広島を映しておりました。
声にもならずドームを見上げておりましたら、となりで、やはり声をなくし見入るわが娘。
あまりの衝撃に、涙を流しておりました。
「広島を訪れたら写真を撮ろう」と思っておりましたのに、写真を撮ることさえはばかられるような、そんな心持でありました。
今朝もあの広島の映像を見ながら、胸が痛くなる思いと、澄み渡る青空に「無常」を感じ、
「やっぱり戦争などしてはいけないし、ましてや原爆を持つことや、武力で何かを解決しようなどと、大それたことを考えてはいけないのだ。」と、平和への願いをせつに祈るものです。 |
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