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さつまいもの植付けは、一本ずつ手で植えていきます。
ビニールマルチというのを、畑一面張っています。
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植付けが終わると、このビニールの間を平らにし、
除草剤を撒きます。
撒くのはこの一回切りで、後は芋のつるが伸びて、
畑一面覆ってしまうのを待ちます |
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芋のつるが伸び始めています。
この後は、除草剤は撒けません。
畑の畝の間を、人の手で草むしりをしていくのです。
植付けのときも、薬を撒くときも、草をとるときも、
祈るような光景があります。
かがんで、ただ無心に、私達の手で育てていく。
朝露に光、夕映えに輝く光景は、私達農夫をどれほど慰めてくれることでしょう。
畑の周りに咲く花達も、農夫の祈りとともに
捧げられるものだと思うのです
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この緑に包まれた風景の中で、
私達は明日の天気を思い、作物の声を聴く。
絶対抗うことのできない、自然とともに生きていく。
自然のもたらす恵みを分けていただきながら、
つつましく、正直に生きていきたいと願うのです。 |
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