今 一番美しい光景5/28 2004
季節が移りゆくごとに、野菜を育ててゆく。
今、この季節は、さつまいもの植付けで、毎日大忙しです。
そんな日々の暮らしの中でも、よく手入れされた畑の光景は美しいものです。
さつまいもの植付けは、一本ずつ手で植えていきます。
ビニールマルチというのを、畑一面張っています。
植付けが終わると、このビニールの間を平らにし、
除草剤を撒きます。
撒くのはこの一回切りで、後は芋のつるが伸びて、
畑一面覆ってしまうのを待ちます
芋のつるが伸び始めています。
この後は、除草剤は撒けません。
畑の畝の間を、人の手で草むしりをしていくのです。

植付けのときも、薬を撒くときも、草をとるときも、
祈るような光景があります。
かがんで、ただ無心に、私達の手で育てていく。

朝露に光、夕映えに輝く光景は、私達農夫をどれほど慰めてくれることでしょう。

畑の周りに咲く花達も、農夫の祈りとともに
捧げられるものだと思うのです
この緑に包まれた風景の中で、
私達は明日の天気を思い、作物の声を聴く。

絶対抗うことのできない、自然とともに生きていく。

自然のもたらす恵みを分けていただきながら、
つつましく、正直に生きていきたいと願うのです。
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