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秋になるといつもこの花を探します。
今では、このはなの、葉を見ればすぐわかります。
土手を刈りに行ったときも、ここだけ残して草を刈ります。
今の私は、何か思いついた時でなければ花は飾りませんが、
まだ子供だった頃、いつの日も花がいけてあった玄関先。
季節の花が一年中楽しめる家の庭の花が、玄関先にも飾られていました。今の私よりもずっと心豊かに母は暮らしていたのだなあと、いまさらながら女性として尊敬してしまう。
そういえば、子供の頃は何も物がなく、母が作ってくれたセーターなど、
毎年毎年大きくなる私たち兄弟のために、糸を解き、布を解きしながら、
セーターやスカート、ズボンを縫ってくれたものでした。
ぽんぽんのついた栗色のセーター。
今も出来上がった時のうれしさや、着た時の暖かさが思い出されます。
そういえば、姉とおそろいだったな〜〜。
今はその母はもういないけれど、手作りを楽しむことと、記憶の中の思い出はたくさんもらいました。
この年なのですが、最近姉とおそろいのものを買いました。
夏に、夏用の竹のバッグを。春には色違いのカーディガンを買いました。
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