農家の主婦として、母として
                                        2003年 9月
先日 新規に就農した 若妻と話す機会がありました。
(私 かれこれ就農して15年になります)
彼女の” 自分はいったい どう生きていくのだろう”

 ああ そういえば 私もそうだったなと 思い出したのです
いえ 決して忘れていたわけでなく 心の奥底にしまってあったのです

結婚をきに自分の思う人生 生き方 それが 変わっていく・・・

自分が何者で いったい何処へ行くのか
何故 農業なのか 慣れない生活 慣れない農作業 
落ち込んで何処にも 出口が見つからない。

それに加えての 子育て 田舎の生活 
思えども 動かぬ手 体 
 
自分が何者かわからなくなっていく 

そんな生活の中で
救いは 子供達だった 

この子たちの成長を見たい
子供の今を 一緒に生きたい

のんびり 自分らしく行こう と思えたら 農家の生活もまんざら悪くないと 思えた

子供と一緒に 野いちごつみや お花摘み (小さいときは何処に行かなくても 土手の散策なんかも楽しめましたね)

沈む夕日を きれいだねーと 一緒に見れたり 、学校が終わると 家から倉庫まで歩いてやってくる
それを まだかなーと 待つのも楽しみだったな
当たり前のように 参加する学校行事 それも農家の良さかもしれない

やっとそんな 何でもないことが 幸せのかけらなのだと気づいた

願わくば
 彼女が 今の生活に慣れ(ゆっくりでいいのです)子育てを楽しみながら
農業も楽しめたらと 思います
頑張りすぎず にです。せっかく縁あって ここにいるのですから

ゆっくり 歩いて行けたら いいね (子供達と一緒に・・・) 
(なんだか 新米農婦の頃の私とあまりにも似ていて なんだかせつなくなりました)

今の私?
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西牟田峰男☆りえこ

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